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佐々木 祐二; Zhu, Z.-X.; 須郷 由美; 鈴木 英哉*; 木村 貴海
Analytical Sciences, 21(10), p.1171 - 1175, 2005/10
被引用回数:28 パーセンタイル:61.87(Chemistry, Analytical)新しい抽出剤であるジグリコールアミド化合物の抽出特性研究の一環として、硝酸-ドデカン系で+2, +3及び+4価の陽イオンの抽出容量を調べた。金属イオンの最大抽出量(LOC)は硝酸濃度、抽出剤濃度に大きく依存した。LOCを増加する目的で、添加剤や疎水性の高いDGA化合物(側鎖アルキル基の長いDGA)を利用した。その結果、LOCは添加剤のDHOAモノアミド濃度やDGAのアルキル基長さに依存して増加することを明らかにした。
佐々木 祐二; Zhu, Z.-X.; 須郷 由美; 木村 貴海
Proceedings of International Conference on Nuclear Energy System for Future Generation and Global Sustainability (GLOBAL 2005) (CD-ROM), 5 Pages, 2005/10
TODGAによる多種の金属の硝酸溶液からドデカン溶媒への溶媒抽出を調べた。分配比の測定結果から、Ca(II),イオン半径87-113 pmを持つM(III)、及び83-94pmを持つM(IV)がよく抽出される。DGA化合物による金属イオンの抽出容量を調べるために、Ca(II), Nd(III), Zr(IV)を用いて、有機相中金属最大抽出量(LOC)を測定した。LOC値を増加させるため、改質剤のジヘキシルオクタアミド(DHOA)とよりアルキル基の長いDGA化合物を使用した。LOC値はDHOA濃度やDGAに結合するアルキル基長さに依存して高くなることがわかった。
佐々木 祐二; 須郷 由美; 鈴木 伸一; 木村 貴海
Analytica Chimica Acta, 543(1-2), p.31 - 37, 2005/07
被引用回数:106 パーセンタイル:93.99(Chemistry, Analytical)新しい抽出容量の測定方法を用いて、DGA-DHOA/n-ドデカン抽出溶媒中のNd(III)の抽出容量(LOC)を測定した。LOC値は硝酸濃度や温度に依存することがわかった。LOCの値は十分な濃度のモノアミド(DHOA)を加えた系で化学量論値に達し、またこの系では第三相は生成しなかった。DHOAを含まない系で、異なる構造のDGA化合物を用いてLOCを測定したところ、アルキル鎖の長い官能基(テトラドデシル基)を導入したTDdDGA化合物を用いると、第三相は生成せず、LOC値も化学量論値に到達した。本研究により、DHOAを加えることと長いアルキル鎖を導入したDGA化合物を用いることが、第三相を抑制し、抽出容量を増大させることに重要であることがわかった。
成田 弘一; 矢板 毅; 岡本 芳浩; 高井 木の実; 塩飽 秀啓; 島田 亜佐子*; 山本 剛*; 谷田 肇*
Spring-8 Experiment Report, Vol.6, P. 9, 2001/00
近年、放射性廃液からの3価アクチノイド(An(III)),ランタノイド(Ln(III))の分離のための有用抽出剤として三座配位子が注目されている。酸素ドナー系配位子であるdiglycolamide型配位子はLn(III),An(III)の共抽出に、窒素ドナー系配位子であるterpyridine型配位子はAn(III)/Ln(III)分離に期待されている。そこで本研究ではN,N'-dimetyl-N,N'-diphenyl-diglycolamide(DGA)及び、2,2':6'2''-terpyridine(TPY)とLa(III)の溶液内錯体構造をSPring-8 BL01B1におけるLa K-edge EXAFS測定により調べた。La-DGA系,La-TPY系における動径構造関数の比較より、配位子とドナー原子間距離はLa-TPY系(La-N)の方がLa-DGA系(La-O)よりも長いことが明らかになった。
樋川 智洋; 村山 琳*; 熊谷 友多; 山下 真一*; 松村 達郎
no journal, ,
高レベル放射性廃液からマイナーアクチノイドを分離する際に用いるジグリコールアミド(DGA)抽出剤の放射線分解挙動解析は非常に重要である。これまでにドデカン中でのDGA抽出剤の放射線分解挙動はよく調べられてきた。しかし実際の分離では、第三相の発生を抑制するために、ドデカン中にアルコールを添加する手法が採用されつつある。そこで、本研究ではN, N, N', N'-tetraoctyldiglycolamide (TODGA)を対象に、オクタノール/ドデカン混合溶媒中でのTODGAの放射線分解挙動をパルスラジオリシス法により観察し、その反応機構およびアルコール添加による影響を検討した。アルコールを添加することで、TODGAの放射線分解反応機構は、ドデカン単一溶媒中での分解反応機構とは大きく変化することを示唆した。